なか卯の思い出

冷蔵庫を開けた
食品棚も開けた
レンチン物、インスタント物、いろいろ入っておる
しかしなんか違う・・・だが腹が減っておる
つうことでちょっと「なか卯」行って親子丼食って来た
なか卯の親子丼、好きなんすよ、美味いよね

なか卯にはちょっとした思い出がある
昨年かな・・・冬です
スタジオ入り時間より少し早く最寄りの駅に着いたので「なんか食ってこ」となか卯に入った
食券の売機が２台並んでおった
前の女の子（１９歳と踏んだ）が財布を覗きながらもたもたしておる
なにしとんじゃ？と思ってたら隣の売機が空いたのでそっちで親子丼の食券を買った

カウンター席に座って２分で親子丼登場
食べ始めたらさっきの女の子が隣に
「ご飯と味噌汁ですね」店の男の子が云う
「へ？それだけ？」と思ったが、ほんとにそれだけ食べておる

俺ちょっと反省した
「ああこの子ギリのお金でご飯食べに来たのかな？」
仕送りが明日とかバイトの給料が明後日とか・・・ピンチをなか卯の安いご飯で乗り切ろう・・・だったのかもしらん
それで財布と相談しながら売機の前で悩んでたのかも知らん

なんかさ・・・「なんでも好きなもの頼め～、おっちゃん奢ったるぞ～～～！」
そういう気分になった
実際は単純にダイエットしてるだけかもしれないが・・・勝手にストーリーを作ってしまった
ただね、昔、身に覚えがあるじゃない、誰にでも

ああいうときカッコよく、スマートに、うざくならないように奢ってあげる方法ってないもんかな？
おっちゃんの僕はそう思ったのでした